母が癌になった(1)


母の事になりますが、 



3年前の秋に癌が見つかりました。




最初は、夏バテかなって思っていました。


横になってばかりいて、だるそうにしていたので。


でも、夏バテなんかじゃなかった。


それも、(あとから診断されてわかったのは)希少癌である外陰癌というものでした。




母から、困ったような不安そうな小さな声で聞かされた時、




癌か、、。



でもきっと大丈夫だよ!


経験の豊富な病院に行って診てもらえば、大丈夫だよ!




肩を落とさないで、一緒に大きい病院に行こ!


ついていくから!そこから考えるしかないじゃん!

大丈夫大丈夫!






そんな言葉を返した気がします。



母の、気を落とした心配そうな顔を覚えています。



それに、目の焦点が合っていないし、ぼーっとしているような放心した顔だった。





この時点では、


わたしは


『きっと大丈夫なはず。』



『良い先生に診てもらえば、治るに決まってる。』



と、、



半ば祈りに近い思いで、


何か、、変な責任感のような、、

無理やり強く気持ちを持っていました。





わたしがしっかりしてれば、




きっと大丈夫、、



と。







続きますm(_ _)m